加齢と共に出始める肌トラブル、「シミ」。
30代、40代の男性ではお悩みの肌トラブル第2位、50代以降では第1位になっています。
引用元:LA ViDA
そんなシミの原因は、10代~20代の間に蓄積された、メラニンがターンオーバーの遅れから加齢と共に出て来ること。
シミを予防・改善するためには、「日焼け止め」が必需品です。
女性用の日焼け止めは、紫外線防止能力が高いものが多いですが、メイク落とし(クレンジング)をすることが前提になっているため、男性が数値の高いものを使用すると、洗顔だけでは落とし切れず、他の肌トラブルを誘発する恐れもあります。
一般的に、洗顔だけで落とし切れる日焼け止めの数値は、SPF25前後、PA++のものまでと言われています。
本記事では、男性用コスメを販売している有名なZIGEN株式会社の日焼け止め、「ZIGEN UVクリームジェル」についての口コミや効果について、徹底的に検証していきます。
特に、日焼け止め特有の弱点である、「顔のテカリ」「白浮き・粉浮き」「乾燥」について、写真付きで使用感の紹介をしているので、興味のある方は是非参考にしてみて下さい。
ZIGEN UVクリームジェルの特徴とは
ZIGEN UVクリームジェルの大きな特徴は、とにかく男性の肌質に合わせて作られた日焼け止めという点です。
具体的には、女性と比べて皮脂分泌量が約3倍と言われる、男性にとっての天敵「テカリ」「ベタつき」を誘発しないよう様々な成分を考慮して開発、洗顔だけで落とせる絶妙なSPF・PAの数値を調整。
女性用の日焼け止めはSPF40以上、PA+++以上がほとんどですが、ZIGEN UVクリームジェルはSPF21・PA++の日焼け止め。
真夏の炎天下でのレジャーは正直物足りない数値なのですが、シミの原因となる、冬場にも出ているUV-A波を防ぐには十分な効果を持ちます。
SPF・PAの数値の意味についてよくわからないという方は、下記記事にて詳しく解説しているので、興味があれば参考にして見て下さい。
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また、多くの日焼け止めに含まれている「紫外線吸収剤」を使用せずに、「紫外線反射剤」(紫外線錯乱剤とも言う)のみを使用しているという特徴があります。
簡単に違いを説明すると、紫外線吸収剤はお肌に悪影響を与えやすいが使用感が良く、紫外線反射剤はお肌に悪影響を与えにくい代わりに、物理的に紫外線を遮断するため粉浮きしやすいというデメリットがあります。
基本的に、「日焼け止め=肌に悪い」という印象はこの紫外線吸収剤によるもの。

しかしZIGEN UVクリームジェルに関しては、紫外線吸収剤を使用していないため、毎日使用してもお肌に対する悪影響がほぼ無いというメリットがあるのです。
まさに、「男性の日常使い専門日焼け止め」という、シミ対策にはうってつけの日焼け止めと言えるでしょう。
ZIGEN UVクリームジェルの成分
ZIGEN UVクリームジェルの成分一覧になります。
ZIGEN UVクリームジェルの成分一覧
水 / 酸化亜鉛 / ネオペンタン酸イソデシル / イソノナン酸イソノニル / プロパンジオール / ペンチレングリコール / 酸化チタン / (アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー / スクワラン / ラウロイルグルタミン酸Na / 水酸化Al / 含水シリカ / ポリソルベート60 / リシン / 塩化Mg / グリチルリチン酸2K / BG / ヒアルロン酸Na / ゲンチアナ根エキス / フェノキシエタノール / 酸化鉄 / イソステアリン酸ソルビタン / ウェランガム / セスキイソステアリン酸ソルビタン
酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄と、紫外線反射剤で有名なものを配合。
紫外線吸収剤で有名な、オキシベンゾンやメトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどは配合されていません。
ヒアルロン酸、スクワランといった保湿成分の配合がある点も見逃せません。
男性は女性と比べ、肌の水分量が約半分しか無いため、男性のスキンケアにおいて「保湿」は最重要項目。
日焼け止め自体、保湿を目的とする製品では無いので大きな効果は期待出来ませんが、それでも保湿成分があるに越したことはありません。

しかし、紫外線吸収剤を使わずに、紫外線反射剤のみで日焼け止めとしての性能を維持しているため、気になるのはその使用感。
化粧品成分上級スペシャリスト・化粧品成分検定1級の資格を持つ私が実際に、ZIGEN UVクリームジェルを使ってみた使用感を下記にレビューしていきます。
ZIGEN UVクリームジェルの使用感を徹底的に検証!
ZIGEN UVクリームジェルを実際に購入し、使用してみました。
製品の表面には、紫外線防止能力であるSPF21・PA++の表記があります。
手の平から少しはみ出るくらいのサイズで、結構小さめのチューブです。
日焼け止めは基本的に重ね塗りするものなので、コンパクトサイズで持ち歩きやすいのはメリットと言えます。
ZIGEN UVクリームジェルのテクスチャはかなり固めで、見ての通り赤褐色の半個体状です。
香りは粘土のような香りで、無香料ではありますが無臭ではありません。
顔に塗っても気にならないレベルのものですが、無臭ではないという点には注意しておきましょう。
続いて、日焼け止めを評価する際のポイントとなる、「顔のテカリ・ベタつき」「白浮き・粉浮き」「保湿能力」について徹底的に検証していきます。

ZIGEN UVクリームジェルはどのくらい顔がテカる?
こちらは、ZIGEN UVクリームジェルを使用してから3時間後のおでこの状態です。
見ての通り、全くテカっていません。
成分を見ても分かる通り、油分が少ない製品なので、顔のテカリという点についてはZIGEN UVクリームジェルを使用するにあたり、気にする必要性は無いでしょう。

ZIGEN UVクリームジェルはどのくらい白浮き・粉浮きする?
ZIGEN UVクリームジェルを使用することで、どのくらい白浮きや粉浮きしてしまうのか?
検証するために、ZIGEN UVクリームジェルを使用する前の腕と、使用直後の腕の画像を撮影してみました。
見ての通り、白浮きは一切していません。
しかし、画像だけだとわかりにくいですが、腕毛の部分でかなり粉浮きしてしまっています。

これはかなりマイナスポイントなのですが、使用の仕方に問題があったようです。
公式サイトにもありますが、直接ZIGEN UVクリームジェルを付けると、粉浮きがひどいです。
ボロボロとカスのようなものがひっきりなしに出て来ます。
必ず両手の平でしっかり伸ばしてから使用することで、この粉浮きを防ぐことが出来ます。
成分だけで見ると、良い意味で他の製品と一線を画しているZIGEN UVクリームジェルなのですが、使用方法を間違えると粉浮きが酷すぎて全く使い物にならない日焼け止めになってしまうという点を覚えておきましょう。
ZIGEN UVクリームジェルの保湿効果はどのくらい?
最後に、ZIGEN UVクリームジェルの保湿効果について測定してみました。
ZIGEN UVクリームジェルを洗顔後に単体で使った場合と、ZIGENオールインワンフェイスジェルを塗った後にプラスでZIGEN UVクリームジェルを塗った場合、両方を検証しています。
私の何も付けていないときの水分量は約30%、油分量約45%と、水分が少なく油分が多い典型的な混合肌です。
この数値が、使用直後と使用1時間後でどのように変化するのかを計測してみました。
まずは、ZIGEN UVクリームジェルを単体で使った場合の結果を紹介します。
結果は見ての通り。
使用直後こそ、水分量が多くなり、油分量が少なくなって良好な状態でしたが、保湿持続力が無いようで、みるみるうちに悪い結果になりました。
ZIGEN UVクリームジェルを単品で使うと、保湿効果はほぼ無いと考えて良いでしょう。

続いて、ZIGENオールインワンフェイスジェルを塗布してから、ZIGEN UVクリームジェルを塗布した場合の結果になります。
もともとZIGENオールインワンフェイスジェル自体が非常に優秀な保湿持続力を持つこともあってか、良好な数値をキープすることが出来ました。
同じ会社の商品なので、相性も良いように思えます。
当サイト内で、ZIGENオールインワンフェイスジェルの最強と呼べる保湿持続力を検証した記事もあるので、こちらも興味のある方は参考にして見て下さい。
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今回の結果より、ZIGEN UVクリームジェルは単品では保湿持続力に期待出来ないため、何かしら保湿化粧品を塗った後にZIGEN UVクリームジェルを使用することが望ましいと言えます。
ZIGEN UVクリームジェルの特徴まとめ
- 紫外線ブロック能力(洗顔で落とせるので日常使いに適している)
- 顔のテカリ(全く起きない、非常に優秀)
- 白浮き・粉浮き(しっかり手で伸ばさないと使えない)
- 保湿効果(保湿化粧品を一緒に使うことを推奨)
- 成分・肌への優しさ(これ以上肌に優しい日焼け止めは存在しないレベル)
ZIGEN UVクリームジェルの口コミ
ZIGEN UVクリームジェルを実際に使用された方の口コミを紹介します。
口コミはどうしても個人差が出てしまうところではあるのですが、参考にして見て下さい。
ZIGEN UVクリームジェルの悪い口コミ
最初に、ZIGEN UVクリームジェルを使用し、悪いと感じられた方の口コミを紹介します。
30代男性
満足度
ボロボロとカスが出てきて使い物にならない
日焼け止めうんぬんの前に、顔に塗ったらボロボロのカスが出て来て使い物にならなかった。
使用感も粘土のようで、洗顔しても落ちた感じがしない。
全くの期待はずれでした。
20代男性
満足度
クリームが固くて出しにくい
オールインワンジェルが非常に良かったので、日焼け止めも購入。
かなり硬めのクリームで、使いにくいと感じました。
また、しっかり手で伸ばしてから使わないと恐ろしい粉浮きを生じます。
日焼け止めなのにお肌に優しいという点は良いのですが、総合的にはあまりオススメ出来ません。
やはり目立った声は「粉浮き」。
公式サイトにもしっかり書いてありますが、しっかり手の平でクリームを伸ばしてから使わないと、粉浮きがひどいです。
これは私も実際に感じ、少し残念に思った部分です。
その分、紫外線吸収剤を使用しておらず、お肌に最大限優しい日焼け止めということは間違いないので、一長一短と言えるでしょう。
ZIGEN UVクリームジェルの良い口コミ
続いて、ZIGEN UVクリームジェルを使用し、悪いと感じられた方の口コミを紹介します。

満足度
落ちにくく使いやすい
ZIGEN UVクリームジェルは汗に強く、落ちにくい。
炎天下での使用にも適していると感じた。
また、テカリを生まない点が非常に気に入っている。
リピ買い予定。

満足度
全くテカらない、ベタつかない、白浮きしない
市販の日焼け止めは塗ると必ずと言っていいほど顔のテカリとベタつき、白浮きしますが、ZIGEN UVクリームジェルは一切そのようなことはありません。
使用方法を間違うと、確かに粉浮きしやすいですが、それは紫外線反射剤を使っていてお肌に優しい証拠であるので気にしておらず、むしろプラス評価です。
付け心地も非常に軽く、洗顔だけで落とせる日焼け止めということで、男性のことを本当に考えて作られた日焼け止めなんだなぁと感じます。
現在2本目を使用中、ずっと使い続けると思います。
良い口コミのなかで多かったのは、顔のテカリを生まない日焼け止めという口コミ。
また、洗顔だけで落とし切れるから便利という声も多かったです。
悪い口コミにも良い口コミにも、共通して粉浮きの件はあったので、使用方法に関してはしっかり注意しましょう。

ただし、この粉浮きについては、紫外線吸収剤を一切使わず、紫外線反射剤のみで日焼け止めとしての性能を持っているからこその欠点です。
つまり、本当にお肌のことを考えて作られた商品であるという裏付けでもあるため、ちゃんとした使用方法を守れれば、ZIGEN UVクリームジェルこの上ない優秀な日焼け止めと言えるでしょう。
まとめ
ZIGEN UVクリームジェルの特徴やその使用感、実際に使用された方の口コミについて紹介して来ました。
シミ対策に日焼け止めは必須です。
とにかく、「男性が毎日使える日焼け止め」というところに重点を置いた日焼け止めなので、シミ対策として使うにはうってつけの商品と言えるでしょう。
何度も本記事内で触れている通り、ZIGEN UVクリームジェルは直接肌に塗ると強烈な粉浮きを引き起こすため、しっかり手の平で伸ばし切ってから使うようにしましょう。
使用方法さえしっかり守れれば、これ以上男性の肌に合った日焼け止めは存在しないと言っても良いほど、優秀な日焼け止めです。