加齢と共に増えだす肌トラブルの代表格、【シワ・たるみ・ほうれい線】。
シワがある場合と無い場合で比較すると、約10歳ほど老けて見えてしまうと言われています。
もちろん、男性は女性と違い、シワやたるみ・ほうれい線があることによって、渋くキマることもあるのですが、大多数の男性も出来れば年齢より若く見られたいと思っている、という統計もあります。
本記事では、シワの原因とシワに効果の見込める化粧品の選び方、おすすめの化粧品ランキング、シワの対策方法について紹介していきます。
シワの出来る原因・メカニズムとは
上記の図をご覧下さい。
左が正常な肌状態で、右がシワのある肌状態です。
シワのある状態の肌は、真皮の【線維芽細胞】【コラーゲン】【エラスチン】が傷ついてしまったり、量が減ってしまっている状態なのです。

大きく、シワが出来る(線維芽細胞が減ってしまったり、コラーゲンが傷ついてしまう)原因は3種類あります。
- 加齢による乾燥、肌の弾力の低下
- 気温や温度の低下による乾燥
- 紫外線による、表皮・真皮へのダメージ
キーワードは、【乾燥】【紫外線】です。
シワが出来てしまう原因には、乾燥と紫外線が大きく関係しています。
シワの種類
シワは、大きく分けて3種類あります。
乾燥じわ
乾燥が主な原因により出来てしまうシワ。放置しているとどんどん繋がってしまい、大きなシワとなる恐れがあります。
紫外線じわ
名前の通り、紫外線によるダメージから出来てしまうシワ。紫外線により線維芽細胞とコラーゲンが減少、エラスチンが劣化してしまうことにより出来てしまい、こちらも放置しているとシワ同士が繋がって大きくなる恐れがあります。
表情じわ
笑顔を出したときの目尻など、表情によって肌が折り畳まれ、それが癖付くことで出来てしまうシワ。若いうちは肌に弾力があるのですぐに戻るのですが、加齢とともに肌の弾力・柔軟性が失われ、跡が消えずに出来てしまいます。
シワに効果の見込める化粧品の選び方
シワが出来てしまう原因は、主に乾燥と紫外線による原因が大きいです。
ゆえに、シワに効果の見込める化粧品を選ぶ基本的な考えとしては、【保湿効果】が高いもの、【最低限の紫外線防止能力】があるもの(紫外線防止能力は高すぎると肌に良くないため)が望ましいです。
男性でも、シワが気になる方は保湿化粧品だけでなく、日焼け止めも日常的に使うことが好ましいと言えます。
その上で、真皮組織のコラーゲンやエラスチンの生成を促進する【パルミチン酸レチノール】、細胞死を防御・紫外線により発生する老化原因を取り込んで消去する【フラーレン】、細胞の老化を防ぐ抗加齢作用を持つ【ユビキノン】、活性酸素(紫外線ダメージなどから発生する、お肌に悪さをする分子)を除去する抗酸化作用が半永久的に発揮する【白金】などの成分が入っているものをチョイスすると良いでしょう。

男性のシワ対策に!おすすめ化粧品ランキング
シワが出来る原因や、シワ対策におすすめな化粧品の選び方について紹介して来ました。
続いて、男性向けに、おすすめのシワ対策化粧品を紹介します。
ランキングの根拠は以下の通りになります。
- 保湿持続力(塗布1時間後の水分測定結果が良いものを高評価)※極めて重要
- 配合成分(上記に挙げた抗シワ作用の成分があるものを高評価)
- コスパ(1ヶ月当たりのコストが低いものを高評価)
- 使用感(テカリやベタつきを生まないものを高評価)
シワ対策にはなんと言っても、化粧品の保湿持続力が鍵になります。
スキンチェッカーを使用し、何も付けていないときの私の肌状態の数値です。
左の水分量が30%前後、右の油分量が45%前後と、典型的な混合肌と言えます。
(肌状態が良好な場合、水分量45%前後、油分量22%前後と言われています)
本記事で紹介している、シワ対策におすすめ化粧品は、塗布1時間後のスキンチェッカーの数値を元にしています。
化粧品成分上級スペシャリスト・化粧品成分検定1級の資格を持つ私が、数百種類もの化粧品を測定・使用した結果になります。
是非参考にして見て下さい。
第2位 ZIGENオールインワンフェイスジェル

使用1時間後の測定結果。付けたては水分53%、油分16%でした。
男性のシワの予防・改善に効果の見込める化粧品第2位は【ZIGENオールインワンフェイスジェル】です。
おすすめな理由はなんと言ってもその最強の保湿持続力。
画像を見ての通り、1時間経っても水分量が53%をキープ。
ZIGEN以上に保湿持続力の高い商品は、私が女性用化粧品含め数百種類を計測した限り、存在しませんでした。
成分も、真皮組織のコラーゲンやエラスチンの生成を促進するパルミチン酸レチノール、抗酸化作用が半永久的に発揮する白金などをふんだんに配合。
男性のシワに対して強く焦点を当てた化粧品と言えるでしょう。
第3位 バルクオム THE TONER


使用1時間後の測定結果。付けたては水分49%、油分18%でした。
男性のシワの予防・改善に効果の見込める化粧品第3位は【バルクオム THE TONER】です。
奇跡のリンゴと呼ばれるウトビラー・スパトラウバー、復活の木、黄金繭、玉造温泉美肌の湯、生命の糖など、7種類の美容成分を配合。
水分バランスを整え肌本来の力に働きかける成分をふんだんに配合、シワの根本的な原因から対策が可能です。
そして画像を見ての通り、保湿持続力も非常に高いです。
上記2商品に保湿持続力で劣るため第3位とさせて頂きましたが、コスパが非常に良く、なんと初回購入は洗顔料とのセットでわずか500円という破格。
まだバルクオムを試したことの無い男性は、初回購入割引が非常にお得なので是非一度試してみることをおすすめします。
シワ対策におすすめの男性用日焼け止め
シワの予防・改善には、紫外線からのダメージをブロックすることも大切です。
とはいえ、日焼け止めはほとんど女性用に作られた商品です。
女性用の日焼け止めは高い紫外線防止能力を持つものの、メイク落とし(クレンジング)を使わないと落とすことが出来ず、肌への負担となってしまいます。
男性のシワ対策としておすすめ出来る日焼け止めは、SPF20~25前後、PA++ほどのもので、なおかつ保湿持続力が高いものが適任です。

日常で使う日焼け止めを選ぶ目安として、覚えておきましょう。
ポーラマージェンス スキンプロテクター

こちらのポーラマージェンス スキンプロテクターは、男性用の日焼け止めとして欲しい性能を全て併せ持っています。
洗顔でも落とせるレベルの絶妙なSPF・PAの数値、水分の多いクリームのような使い心地、そして高い保湿持続力。
普通、日焼け止めは化粧水や乳液の後に塗ると保湿力が下がってしまうのですが、ポーラマージェンス スキンプロテクターだけは別。
他の基礎化粧品に上塗りすると、保湿持続力が上がるというとんでも無い優秀な日焼け止めです。
さすがは2017年に世界で初となる、シワ改善メカニズムの認められたリンクルショットを生み出したポーラの製品です。
(リンクルショットはPOLAの公式サイトでも買えません、POLAのお店でカウンセリングが必要です)
シワ対策には、紫外線を防止することも非常に重要なポイントになるので、日焼け止めを使ったことが無い男性は日々のスキンケアに取り入れてみましょう。
シワの対策方法6選
続いて、シワの対策方法について紹介します。
保湿化粧品+日焼け止めを毎日使うことで、シワの予防・改善を行い、それにプラスして下記の対策方法を併用すると、更に効果を見込めるという内容になります。
フェイスマッサージ・エクササイズを行う
フェイスマッサージやエクササイズを行うことで、顔のリンパや血行の流れを良くすることでもシワの対策のひとつとなります。
フェイスマッサージを行う際は、滑りを良くしておかないと摩擦が刺激となり、更にシワを増やしてしまうことにもなりかねないので注意が必要です。
リンパの流れに沿い、基本的に顔の中央から外側へ、優しくシワを伸ばすようにマッサージします。
長時間やり過ぎても逆効果になる恐れがあるため、目安としては1日3分前後と考えておきましょう。

他には、「あいうえお」と口を大きく開けて動かす体操も、血液やリンパの流れを良くし、表情筋がほぐれることによるシワの予防効果も見込めます。
- 大きく口を開けて「あー」
- 口角を引き上げるイメージで「いー」
- 口先を尖らせ、前に押し出すように「うー」
- 口角を上下左右に広げるイメージで「えー」
- 口を上下に伸ばすイメージで「おー」
上記10回ほど繰り返すだけの運動です。
簡単に出来るので、シワにお悩みの方は是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
シワ対策を意識した食事
食事も意識してシワ対策になるものを摂取することも効果が見込めます。
シワ対策には、コラーゲンやエラスチンの生成を補助してあげることが大切です。
- コラーゲン生成時に必要になるビタミンC
- コラーゲンの元となるアミノ酸
- コラーゲン生成をサポートする鉄分
上記の栄養素を含む食べ物を積極的に摂取するようにしてみましょう。

また、炭水化物や脂肪分の摂りすぎは、「糖化」を引き起こして肌の黄ぐすみの原因になったり、ハリや弾力を低下させて顔のたるみの原因にもなってしまう可能性があるので注意しましょう。
質の良い睡眠を取る
人間のお肌は、寝ているときに出る成長ホルモンにより生まれ変わりを行っています。
成長ホルモンを適切に分泌させるためには、睡眠の長さよりも「質」が大事になります。

寝る前のスマートフォンやパソコンのブルーライトの見すぎなどに気を付け、質の良い睡眠を取れるよう心がけましょう。
コーヒーに含まれるカフェインも、覚醒作用があるため就寝前には飲まないようにすると良いでしょう。
適度に運動を行う
シワ対策のための栄養素をしっかり摂ったとしても、血行の流れが良くないと栄養が適切に運ばれません。
栄養だけを取っても意味が無く、栄養素+血行促進を同時に行うよう意識しましょう。
血行促進には、自宅で出来る簡単なストレッチなどでも効果が見込めるとされています。

時間のある方はジョギングなども良いですが、時間の無い方は自宅でも出来る簡単なことから取り入れてみてはいかがでしょうか。
余計なストレスを抱え込まない
シワなどの肌トラブルには、女性ホルモンのエストロゲンなどが美しい肌作りを助けてくれています。
しかし人間は、ストレスを感じると男性ホルモンであるテストステロン、アンドロゲンなどが過剰に分泌し、皮脂の大量分泌などを促してしまいます。
ストレスでホルモンバランスを崩していると、活性酸素(お肌に悪さをする分子)も増え、コラーゲンやエラスチンを変性させ、シワの原因となってしまうこともあるのです。

禁煙する
もし普段タバコを吸われている方なら、禁煙することでシワ対策にも繋がります。
タバコを吸うと、タールによって活性酸素が働くようになりますが、この活性酸素の働きを抑える役目を持つのが「抗酸化物質」。
抗酸化物質で代表的なものはビタミンCですが、知っての通りビタミンCはコラーゲン生成にも必要な、美肌のための大事な栄養素。
喫煙することで、抗酸化作用のためにビタミンCが使用されてしまい、せっかく摂取しても美肌のために使われなくなってしまうのです。
また、タバコのニコチンによる血管収縮作用により、血行不良を起こしやすくもなってしまうので、可能であれば禁煙しましょう。

まとめ
シワの原因や種類、シワ対策におすすめな化粧品の選び方と男性向けにおすすめ商品の紹介、シワ対策方法6選を紹介して来ました。
シワやたるみ、ほうれい線は実年齢よりも老けて見られてしまう、やっかいな肌トラブルです。
本記事で紹介した内容を元に、シワをしっかり予防・改善していき、実年齢よりも若く見られる美肌を手に入れていきましょう!