髭剃りをしていて、血が出る。
髭剃りによる出血は、男性ならば一度は経験があるはず。
そんなとき、痛みによる不快感ももちろんではありますが、それよりも朝の時間が無いときに血がなかなか止まらなくて困るという男性も多いと思います。
出勤前の髭剃りで出血して遅刻しそうになった
髭剃りで血が出て、白いワイシャツに血が付いた
髭剃り後の血が止まらず、絆創膏を付けて恥ずかしい思いをした
本記事では、髭剃りをしていて血が出てしまった場合の、素早い止血方法と、そもそも出血しにくくなる正しい髭剃り方法について紹介していきます。
髭剃りで血が出るのはなぜ?
そもそも、なぜ髭剃りをしていて血が出るのでしょうか。
原因はよそ見、手が滑ってしまったなど様々あるかと思いますが、一番多い原因は「同じところを何度も剃っている」ことです。
更に深掘りして、なぜ「同じところを何度も剃っている」のでしょうか。
答えは、お肌の状態もしくは髭の状態が、「髭剃りに適した状態になっていない」からです。

後ほど、正しい髭剃り法を紹介する際にも触れますが、出血させないための大事なポイントを3つだけ簡単に紹介しておきます。
髭剃りを行うのは起床してから15~20分後に行う
→起床後すぐは顔のむくみにより、髭が皮膚に埋もれてしまっているため。
髭剃り開始前にシェービング剤や水分を含ませ、髭を柔らかくする
→髭は銅線と同じ硬度があると言われています。柔らかくしてから剃り始めないと、カミソリ負けして出血の原因に。
お肌の水分量が多く、保湿された状態になっている
→お肌が乾燥していると、髭剃りで傷が付きやすく、出血の原因に。毎日の保湿ケアを。

髭剃りによる出血を素早く止血する方法3選
髭剃りは基本的に、朝に行うことが多いと思います。
出勤前の時間が無いときに、血が出てしまうと困ってしまいますよね。
ここでは、髭剃りによる出血を止血する方法を紹介します。
手軽さ重視、止血効果の高さ重視、手軽さと効果のハイブリッドの3種の方法を紹介します。
ティッシュで止血する【手軽さ重視】
簡単に行うことが出来、圧迫によって血を止めることが出来る止血法です。
とにかく簡単なので、時間の無いときにとても有効です。
唾を付けて血を止める男性も多いかと思いますが、唾液中には雑菌が非常に多いため、ほんの少し手間ですがティッシュを取りに行きましょう。

氷で冷やす【効果重視】
氷で冷やして出血している付近の血管を収縮させ、止血させます。
直接氷を当てるのでは無く、ガーゼやハンカチなどの上から冷やすと良いでしょう。
ティッシュを使う方法よりも止血法としては有効ですが、「手間」という点を考えるとティッシュに軍配があがります。
ドライヤーで送風する【手軽さ・効果の高さの中間】
こちらは、ティッシュよりも止血効果が高く、氷で冷やすよりかは面倒でない方法です。
ドライヤーで送風することで、血管を冷やして収縮させ、止血させます。
ただ、温風を当ててしまうと逆効果になってしまうので注意です。

【番外編】オロナインを塗る
髭剃りで血が出てしまった際、オロナインを塗る方法もありますが、こちらは傷が深いときには良くありません。
オロナイン軟膏自体に止血効果は無く、あくまで殺菌効果があるだけなので、出血箇所の傷が深い場合には逆効果になる恐れもあります。
もちろん浅い傷であればオロナイン軟膏を塗る行為は有効ですので、傷の深さにより判断しましょう。

また、塗り薬を使うという選択肢を取るならば、オロナイン軟膏よりも髭剃り負けに特化したものを使った方が良いです。
下記に紹介しているメンソレータムのヒリプロは髭剃り負けに特化した塗り薬で、くり返しがちな赤み・ヒリヒリに有効な成分を配合した塗り薬です。
そもそも出血させない!正しい髭剃り方法
髭剃りで血が出てしまった際の、止血方法を紹介して来ました。
続いて、そもそも出血させない正しい髭剃りの方法について紹介していきます。
T字カミソリを使った正しい髭剃り法、電気シェーバーを使った正しい髭剃り法でだいぶ順序が異なりますので、使用している髭剃り器具によって使い分けて下さい。
正しいT字カミソリの髭剃り方法
先にT字カミソリを使った、正しい髭剃り方法について紹介します。
起床後すぐの状態は、顔がむくんでいて髭が皮膚に埋もれてしまっているため、深剃りしがちで出血を招きやすいです。
起床後15~20分ほど時間を置いてから、髭剃りを開始しましょう。
髭に水分を含ませる
髭は乾いた状態だと、銅線とほぼ同じ硬度と言われています。
水分を含ませることで約40%ヒゲを柔らかくすることが出来るので、洗顔するなり、蒸しタオルを使うなりしてしっかり水分を含ませた状態にしておきましょう。

シェービング剤をたっぷり使う
シェービング剤を塗らずにT字カミソリを当てることは、直接皮膚に刃物を当てることと同じです。
ケチらず、たっぷりとシェービング剤を付けから髭剃りを開始しましょう。
順剃りから始める
毛の流れに剃った順剃りから行い、髭を剃り始めます。
ここでの目的は髭を短くすることですので、無理にT字カミソリを押し当てないように注意。

逆剃りをする
一通り順剃りして髭を短くした後、再度シェービング剤を塗ってから逆剃りを始めましょう。
逆剃りは順剃りの半分ほどのストローク回数で、お肌への負担を最小限抑える意識で行います。

保湿を忘れずに!
一通り髭剃りが終わった後、必ず保湿しましょう。
出血に関係ないかと思うかもしれませんが、関係大アリです。
ここで保湿することで、お肌の調子を整え、明日の髭剃りを出血させにくくするのです。

おすすめは、濃いヒゲや青ヒゲ、ムダ毛にアプローチすることが出来、抑毛効果の見込める「アフターシェイブローション」。
ヒゲ自体が薄くなることで、髭剃り時に血が出る可能性を使う度に減らしてくれるローションです。
また、もっと細かい注意点なども含めた、T字カミソリを使った正しい髭剃り方法について紹介した記事もありますので、詳しく知りたい方は下記記事をご覧下さい。
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正しい電気シェーバーの髭剃り方法
続いて電気シェーバーを使った、正しい髭剃り方法について紹介します。
起床後15~20分後にシェービングを開始するというポイントは変わりませんので、起床後すぐにシェービング開始しないよう注意しましょう。
プレシェーブ剤を使い髭を柔らかくする
電気シェーバーの場合は、水分を含ませると髭を剃りにくくなってしまいます。
ベストな選択肢は、プレシェーブ剤を使って髭を柔らかくし、少し待って髭が乾いてからシェービング開始すると良いでしょう。

また、蒸しタオルを使って髭を柔らかくさせる方法も良いでしょう。
寝ている髭は起こしながら剃る
電気シェーバーはT字カミソリと違い、直接刃が当たらないため、寝ている髭を剃ることが苦手です。
電気シェーバーを持っていないほうの手で肌を優しく引き上げ、寝ている髭を起こしながらシェービングしましょう。

刃を直角に当てる
お肌に対して、直角になるように意識しながら刃を当てましょう。
直角に当てることで、電気シェーバーの刃全てがお肌に触れることになり、刃を無駄なく使用することが出来ます。
直角に当てることでストローク回数を減らし、出血や髭剃り負けの原因を取り除く目的もあります。
いきなり逆剃りから始める
電気シェーバーで髭を剃る際は、逆剃りから始めましょう。
電気シェーバーは外刃で髭を引っ掛けて内刃で髭を切る構造のため、長い髭を剃る方が得意です。
順剃りして髭を短くしてしまうと、無理に押し当てないと深剃り出来なくなってしまい、出血の原因にもなってしまいます。

保湿は絶対に忘れずに!
電気シェーバーを使用した際も、保湿ケアは必須です。
アフターシェーブローションや、保湿力の高い化粧水などを使いましょう。
明日のシェービングを快適なものにする先行投資と思い、しっかりとアフターケアを行いましょう。
また、もっと細かい注意点なども含めた、電気シェーバーを使った正しい髭剃り方法について紹介した記事もありますので、詳しく知りたい方は下記記事をご覧下さい。
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まとめ
髭剃りで血が出てしまう男性向けに、手軽に行える止血方法と、そもそも出血させない正しい髭剃り方法について紹介して来ました。
痛みももちろんなのですが、時間の無い朝に髭剃りで出血してしまうと本当に困ってしまいますよね。
本記事を参考に、毎朝の髭剃りを快適に爽やかな朝を迎えられることをお祈りします。
また、髭剃りによる赤みやかゆみ、ヒリつき、ブツブツが出来てしまうなどのいわゆる「カミソリ負け」について、原因や対策方法を詳しく紹介した記事もあります。
カミソリ負けが気になる男性は、下記の記事も参考にして見て下さい。
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