昨今、男性のスキンケアも当たり前の時代になりつつあります。
当サイトでは、様々なメンズコスメを実際に使用してみて、その使用感や実際の効果を数値化して測定し、おすすめの商品を紹介しているのですが、とにかく最低限の質があれば可能な限り安いものが良いという考えの男性も多いと思います。
そんな男性におすすめしたいのが、イミュ株式会社より発売され、10年以上もの間日本で愛され続けている「ナチュリエ スキンコンディショナー」こと、ハトムギ化粧水。
正式名称はナチュリエ スキンコンディショナーなのですが、パッケージに大きく「ハトムギ化粧水」と書かれているので、呼び名としてはハトムギ化粧水という名前が定着していますね。
本記事では、そんなハトムギ化粧水は男性が使用しても問題ないのか?スキンケアに対してどのような効果が見込めるのか?
化粧品成分上級スペシャリスト・化粧品成分検定1級の資格を持つ私が、実際に使用してみた使用感や効果、口コミを検証して行きたいと思います。
ハトムギ化粧水の特徴とは?
ハトムギ化粧水の最大の特徴は、成分うんぬん関係無しに、なんと言ってもそのコスパの良さでしょう。
500mlという大容量なのに、約700円というリーズナブルな価格設定。
1mlあたり、1,4円ほどになる計算ですね。
男性用・女性用問わず、保湿効果などが高く人気のある化粧水の相場は、大体100ml~200mlで2,000円~3,000円前後のものが多いです。
1mlあたり、大体15円くらいの化粧水が多いと言えます。
つまり、ハトムギ化粧水は、効果が高く、人気のある化粧水と比較して、約10倍ほど価格が安いということが出来ます。

ハトムギ化粧水の成分はニキビに強い!?
ハトムギ化粧水の成分一覧を紹介します。
ハトムギ化粧水の成分一覧
水、DPG、BG、グリセリン、ハトムギエキス、グリチルリチン酸2K、(スチレン/アクリレーツ)コポリマー、エタノール、クエン酸、クエン酸Na、メチルパラベン、プロピルパラベン
注目すべき成分として、商品名の由来にもなっているハトムギエキス、グリチルリチン酸2Kがあります。
ハトムギエキスの原料であるハトムギは、古くから漢方として、民間のイボ治療薬で使われて来た経緯もあり、保湿力と消炎作用の期待の持てる成分です。
グリチルリチン酸2Kは、医薬部外品の成分として非常に知名度の高い、強い消炎作用を持ちます。
ハトムギ化粧水の価格から察するに、ほとんどの成分が水であることは間違いないのですが、ニキビやニキビ跡、髭剃り後の炎症に対しての効果を期待することが出来ると言えます。
また、DPG、PG、グリセリンと、しっかり保湿効果のある水性成分も使用されています。
毛穴ケア、アンチエイジング効果、美肌作用、潤い作用、免疫力効果…
保湿は全ての肌トラブルに対して効果を見込めるので、配合量は多くは無いと思いますがこの点もGOOD。

また、注意点としてはパラベンが入っているところ。
防腐剤を入れておかないと、化粧水のような商品はすぐに雑菌が繁殖してしまい使い物にならなくなってしまうので、防腐剤自体は入っているのはしょうがないのですが、パラベンはお肌に合わない方もいます。
ハトムギ化粧水の価格を考えると、お肌に害の無い天然の防腐剤を入れることが難しいのは分かります。
敏感肌の方は、使用の際はお肌に異常が生じていないか、よく注意して使用すると良いかと思います。

ハトムギ化粧水を実際に使用してみたレビュー紹介
実際にハトムギ化粧水を使用してみた、レビューを紹介します。
ボトルはかなり巨大です。
ハトムギ化粧水の容量は500mlなので、ペットボトルの500mlサイズと同じサイズ感です。
手に出してみると、画像のようにさらっさら。
顔に付けても、変なベタつきやテカリを生むことは全く無く、使用感は抜群ということが出来ます。
また、浸透もかなり早く、使っていて気持ちいいです。
夏場での使用や、脂性肌・オイリー肌の男性には嬉しい限りです。

化粧水の目的は、お肌に水分を与えることです。
保湿というよりかは保水効果が目的です。
もちろん、安価なハトムギ化粧水の成分はほとんどが水なので、保湿の効果にはそこまで期待出来ませんが、保水という点では不快感無く使えるので、優れた化粧水と言って良いでしょう。
ただし、スキンケア=保湿のことなので、ハトムギ化粧水を単品で使っているだけではスキンケアに対して効果があるかと言うと、正直あまり効果は無いでしょう。
ハトムギ化粧水を使う際は、セットで乳液も使い、ハトムギ化粧水で保水したお肌をしっかり保湿してあげることが重要と言えます。
ハトムギ化粧水をチョイスしている時点で、コスパ重視の方が多いかと思いますので、おすすめする乳液はハトムギ化粧水と同じくコスパ抜群の「なめらか本舗 豆乳イソフラボン乳液」。
乳液と言えばベタつき・テカリが気になるところですが、豆乳イソフラボン乳液も水分が多く使われていて、かなり使用感が良いです。
メンズスキンケアの初心者にとって、コスパの良さと、最低限の保湿効果を感じられるコンビなのでオススメです。

一応、ハトムギ化粧水とのコンビで有名な保湿クリーム・ニベアもありますが、個人的には男性は使わないほうが良いと思います。
ニベアクリームは保湿能力が非常に高いのですが、ベタつき・顔のテカリの誘発という点で、なめらか本舗 豆乳イソフラボン乳液に大きく劣ります。
もともと皮脂の分泌量が男性より少なく、顔のテカリを化粧などである程度カバーすることも出来る、女性向けのコンビと言えるでしょう。
ハトムギ化粧水のメリット・デメリットとは?
ハトムギ化粧水の成分や、実際に使用してみた感想より、メリットとデメリットをまとめてみました。
ハトムギ化粧水のメリット
- 価格が安い
- 容量が多い
- ほぼ水で出来ているため、使用感が抜群に良い
- 炎症に強い成分の配合が多く、ニキビや髭剃り負けに効果を期待出来る
- 保湿効果は高く無いが、重ね付けすることである程度高めることも出来る
ハトムギ化粧水のデメリット
- 効果を出すために大量使いする必要があり、見た目の値段よりコスパは良くない
- 効果を出すために乳液が必須なので、結局思ったほどコスパは良くない
- 成分中に水の割合がかなり多いことを考えると、割高の可能性がある
- パラベンという防腐剤が入っているため、敏感肌の方は注意が必要
ハトムギ化粧水のメリット・デメリットは大きくまとめてみました。
メンズスキンケアの始めの一歩としては非常に手が出しやすく、乳液もしっかり併用すれば、お肌の違いに気づけるレベルで効果を見込めると思います。

ハトムギ化粧水+乳液で美肌を作れるならそのまま継続、もし効果が物足りないようならば更にワンランク上の化粧水を使ってみる…というように、段階を踏んでいくと、お財布にも優しくて良いのではないかと思います。
まとめ
価格が安くて容量が多く、口コミも高評価のハトムギ化粧水について紹介して来ました。
実際の保湿効果は正直そこまで高く無いですが、乳液とセット使いすることで男性のスキンケアの始めの一歩として、手が出しやすくおすすめ出来ます。
ニキビ、髭剃り負けと言った男性に多い肌トラブルに強い点も嬉しいですね。
しかしあくまでハトムギ化粧水は、市販の化粧水で、成分のほとんどが水なので高い効果を見込むことは出来ません。
ワンランク上のメンズスキンケアを試してみたい、ハトムギ化粧水では物足りないと感じている男性に関しては、当サイトでオススメしている化粧水ランキングも併せて参考にして頂ければと思います。
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ちなみに第1位のバルクオムの化粧水は、とてつもない効果を持ちながらも、初回購入がハトムギ化粧水より安い500円という価格でしかも洗顔料付き。
普段コスパを気にしている方も、初回購入分だけは絶対に買っておいた方が良いと言える、メンズスキンケアのスタンダードです。